太陽系の第2惑星で、地球のすぐ内側を回っています。名前の由来はローマ神話の愛と美の女神「ヴィーナス(venus)」です。
明け方の東の空、または夕方の西の空に明るく輝いて見えることから、日本では昔から「明けの明星」「宵の明星」として親しまれてきました。地球・太陽との位置関係によって形が変わることが知られており、望遠鏡で毎日見ていると、丸い満月のような形から、三日月のような形まで変化していく様子を見ることができます。
1970年代、旧ソ連のベネラ(ロシア語で金星を意味する。)探査機が着陸し、表面の気圧が地球の90倍、気温はなんと摂氏500度にもなることがわかってきました。これは金星の形成と大きな関係があると考えられています。またときどき硫酸の雨が降ることもあるようです。
表面には火山を始め数多くの山があり、またクレーターも多く見つかっております。ただ、表面は分厚い雲におおわれているため、全て電波で調べたものです。特に現在ではマゼラン探査機が作成した地図が公開されています。
Photo©NASA |
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