太陽系の第4惑星で、地球のすぐ外側を回っています。
表面は鉄さびにおおわれていて、赤く見える原因になっています。古代ローマではその色から、戦争の神「アレス」の星であるとされてきました。また望遠鏡でのぞくと表面に模様が見えることがあります。これは昔、表面を水が流れていた時代に形成された山や谷が見えていて、1900年頃の学者の中には「火星には生物がいて、運河を造っている」と考える人もいました。また、南北の極にはドライアイスを主成分とした氷の層が白く積もって、太陽の光を反射している「極冠」も見つかっています。その他バイキング探査機が表面の様子を詳しく調べて見つけた地形などが知られています。
1987年に「火星から飛来した隕石の中に生命の痕跡を発見した」というニュースが流れて以来、今もっとも注目されている惑星です。
Photo©NASA
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